坂口安吾原作の手塚眞による「白痴」です。
あまりにも映像がスタイリッシュすぎて、いかがなものか?
手塚ワールド全開な作品。
あまりにも映像が洒落てるので、泥臭い粗い作品好きな私は、
やや敬遠気味で観るも、やはり映像の見事さに気がつくと引き込まれている。
ちょっと、悔しい。いかにも、気取った文学少年少女が飛びつきそうな作品だと思っていた分、敬遠していた作品なだけに見終わったあと、ラストの爆撃シーンに圧巻された自分が・・・
坂口安吾のあの不思議なパラレルワールドを独特なあの映像で、
手塚風に見事にまとめ上げてます。
さすが、構想に10年近くかけた作品です。
ストーリー的には、???に思う人も多いだろうけど、
手塚の映像だけで充分、楽しめる作品でしょう。
戦争というテーマをベースに撮った作品のそこかしこには、
タルコフスキーのサクリファイスを思わせるカットや、最後の爆撃シーンなんかは、
博士の異常な愛情を彷彿させられるものを感じたの私だけでしょうか?
作品全体の評価というよりも、手塚眞の映像が全てな作品。
音楽のプロモみたいな映画でした。
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