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善く生きる

ここのところ、清掃員のおじさんが、大腸ガンで入院されていて、どうしてるのか、心配と書いていたのだけれど・・・

先日、一階に住むN山夫人から、電話がありまして、要件は、ほうれん草のお返しにトロをお使いさせたので、ありがとうのお礼のものだったのですが・・・

あれこれ、話してるうちに「お父さん、具合がわるくてねえ、去年の暮れから・・・」と言う話になり・・・
「昨日から、抗がん剤の点滴で、入院なのよねえ。歳をとるとホントにあちこち、病気でいやあねえ・・・あと、2~3年で・・・」
と、話したところで、怖くて話をさえぎってしまった。

もしかしたら、2~3年治療すれば、治る見込みがあるという話なのかも知れないけど・・・「2~3年の命だから」なんて、言われたらきっと、耐えられないから、その先を、聞きたくなかった。

どこのガンなのかは、判らないけど、切除はしないと言うか、手術はしないらしい。年齢は70代半ば。自分の父と変わらないくらい。
投薬で押さえきれる小さな病巣なのか、それとも・・・

確かに、血縁者でもなんでもないけれど、トロが生まれてから6年ちょっと、ココに住み、夫婦以外頼るもののない土地で、本当にトロとツカを善く可愛がってくれたし、私たちの家族を目に掛けてくれたご夫婦だから・・・

胸が潰れる思いっていうのは、言い過ぎじゃないと思う。
なんで、こんなに切ないのだろう。
私は、身内の死は、祖父しか知らない。命が昇華される瞬間に立ち会ったのもこのときだけだ。

清掃員のおじさんも然り、N山さんも然り、働き者で夏の暑い時期も畑に出て、作物を育て、近所で獲れる柿で、干し柿を作ってたり、本当にスローフードな健康的な生活で、学会員であるせいもあるかもしれないけれど、本当にご夫婦揃って、温情の厚い「善く」生きているのだ。


私が、こう考えるのは、無責任な同情に過ぎないのだろうか?
差し出がましいことなのだろうか?

単に歳だからって、言ってしまえばそうだけど・・・
こんなに「善く」生きていらっしゃるのに、世の中、もっとバツを受けるべき人は、いるだろうにと、見当違いな思いまで込み上げてくる。

病は、富める人間にも貧しい人にも平等なのだ。
それだけのことなのだろう。



だけど、この世の中から病気なんか、無くなってしまえばいい。



馬鹿げた、ことなんだろうけど子を持って、人に触れ、そう願わずにはいられない。
清掃員のおじさんも、N山さんのお父さんも、まだまだ元気で長生きしてくれると、信じたいよ。





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コメント

故郷を離れ暮らしているzenちゃんにとって
見守ってくれている人のありがたさを
きっと他の人以上に感じているんだと思います。

お世話になった人の老いや病気は
なんとも言えない気分にさせられる。
優しい顔が痛みでゆがむのをみたくない。

・・・つらいね、zenちゃん。

だけどこうして血はつながらないでも
心から心配している若いご近所さんの存在は
やっぱり涙が出るほど嬉しいものだと思う。
目にかけてくれているのはzenちゃんの
人柄の善さですよ。

差し出がましいのではない、
無責任な同情ではない。
そんなことなどきっとN山さんも
清掃員のおじさんも分かってる。

こういう気持ちって案外分かるものですよ。

★OKOちゃん

土曜日の朝から、OKOさんのコメントを見ながら涙ぐんじゃいましたよ。ホントに。

「老いる」「病む」って切ないねえ。
人ごとじゃなく、自分にものしかかってくることでは、あるんだけれども・・・

きっと、こういうことを受け入れて、消化して、みんな老いていくんだろうなあ。
辛い思いや、それに伴う幸福な思い出をひっくるめて。

ストレイトストーリーの老人のように、いつか年老いた時に、自分の老いも周囲の変化にも柔和に受け入れるようになれたらいいなあって思う。

ヘンな動揺とかじゃなくて、もっとしっかりと思いを行動にうつせる人になりたいと思う。

んー・・・なんか、ずれてきちゃってるけど、今の彼等は、今までのつながりを通じて考えさせてくれてるんだよなあ。




ホント、元気になって戻ってきて欲しいなり。

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